世界遺産の中には怖い遺産がある?それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

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世界遺産は美しい自然や歴史的な建造物で知られる一方、その中には「怖い」と感じさせる場所や不気味なエピソードを持つスポットも存在します。なかには心霊現象まで起こる遺産もある!?

ここでは、恐ろしいエピソードや不思議な出来事が起きた遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

ロンドン塔/イギリス

ロンドン塔/イギリス
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イギリスの首都ロンドンのイーストエンドに位置するロンドン塔は、現在の英国王室のルーツであるノルマン朝のウィリアム1世によって、ロンドンの玄関であると同時に首都を防衛する要塞として建造されたもの。

英国史の中でも、特に血なまぐさいエピソードが多いロンドン塔だけに、幽霊の目撃数も多数。ホワイト・タワーやブラッディ・タワーでは、ここで遺骨となって発見されたエドワード5世とヨーク公リチャードの幽霊が出ることでも有名です。

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ヴェルサイユ宮殿/フランス

ヴェルサイユ宮殿/フランス
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パリから南西へ22kmの距離にあるイヴリーヌ県ヴェルサイユには、ルイ14世からルイ16世まで暮らした豪華な王宮があります。ここは多くの建築家や彫刻家、芸術家、造園家などによって建設された、ヨーロッパの中でも最も優雅な宮殿で、フランス・バロック様式の最高傑作。

『ベルサイユのばら』でもおなじみのマリーアントワネットは、パリで処刑。しかし、敷地内にある離宮プチ・トリアノンは彼女のお気に入りの地だったためか、彼女の亡霊が表れることで有名で目撃談も多いのです。

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シュノンソー城/フランス

シュノンソー城/フランス
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フランス中西部、ロワール川の南に流れる支流・シェール川にかつてあった製粉所の跡地に建造された城。ここは増改築が繰り返され、後期ゴシックと初期ルネサンスの建築様式が入り交じった優美な姿となっています。

この城は王妃の寝室や庭園などが見どころではありますが、その中でも、アンリ3世の王妃で、未亡人となったルイーズ・ド・ロレーヌ=ヴォーデモン(1553〜1601年)の寝室は「黒い部屋」と呼ばれます。城内には白い服を着た女性が幽霊が見られることから、彼女の幽霊では?と噂されれることも。

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シュヴェリーン城/ドイツ

シュヴェリーン城/ドイツ
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ドイツ北部のシュヴェリーンは、湖に囲まれた街。ここには「北のノイシュヴァンシュタイン城」と呼ばれるシュヴェリーン城があり、現在の宮殿は1845年から1857年にかけて建造されたもの。

城には幽霊が住んでいることで有名。とはいえ、この幽霊の名前はピーターメンヒェン(小人のペーター)と呼ばれ、まさに小人。いたずらをするのですが、なんと泥棒を追い払ったりしたりと、すごく良いやつだそう。

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モヘンジョダロ/パキスタン

モヘンジョダロ/パキスタン
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モヘンジョダロは、南アジアで最も保存状態の良い都市遺跡。インダス川の右岸にあり、パキスタン南部のカラチから北東に510 km、ラルカナから南に28kmの位置にあります。

現地の言葉で「死の丘(モヘンジョ=ダーロ)」と名付けられた場所で、遺跡が発見された1922年まで、死者が眠る墳丘として地元の人が訪れない場所でした。遺跡で発見された白骨死体は、高温にさらされた跡が見られ、放射能の影響もあると考えられることから「核爆弾」による影響なのではないか?と考える研究者もいます。

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ソチミルコ/メキシコ

ソチミルコ/メキシコ
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首都 メキシコシティから南へ約30km。ここには水郷地帯で、古くから農地として活躍していました。ここには「チナンパ」と呼ばれる、湖に生えるアシを敷物のように編んで作った浮島に泥を盛り上げていった人工農地があることで知られ、これはアステカ時代から利用されていたもの。

運河ツアーで人気なのは「ソチミルコの人形島」というエリアで、島には無数の人形が吊るされているという不気味なスポット。これは溺れた少女を供養するために行われたというものではあるものの、あまりにも不気味なのでホラースポットとして有名になりました。

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セノーテ(チチェン・イッツァ)/メキシコ

セノーテ(チチェン・イッツァ)/メキシコ

メキシコの東端・ユカタン半島北部にあるチチェン・イッツァは、マヤ文明の中でも中心都市。遺跡には、長期に渡って栄えた形跡が残り、天文台や階段状のピラミッドなど、マヤ・トルテカ文明の宇宙観が見られる建築物が残っています。

その中にセノーテという天然の地下泉があり、チチェン・イッツァの人々は、生活用水として使用していました。ここは宗教儀礼としても利用されていて、なんと財宝だけではなく、人間などがここに入れられたと考えられており、実際に泉からは財宝や人骨なども発見されています…。

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姫路城/日本

姫路城/日本

姫路城の天守の南には、備前丸という本丸御殿が存在し、城主の住処であったものの、1882年の火事で消失。現在は空き地となっています。

備前丸跡の近くには「お菊井戸」と呼ばれる井戸がありますが、このお菊とは江戸時代の皿屋敷の怪談で有名なお菊ではありません。こちらのお菊は室町時代に姫路城主となった小寺則職(こでらのりもと)の時代に、殿の暗殺を計画した青山鉄山をスパイするために仕えたのですが、結局青山にバレて井戸に放り投げられてしまったそう。それ以降は井戸から皿を数える声が聞こえるという…。

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世界遺産マニアの結論と感想

世界遺産はもちろん、素晴らしい価値があるのですが、歴史が深い場所だと、どうも血なまぐさいエピソードがあったりと…少し闇の部分も見られますね。心臓の弱い方は複数名で訪れたほうが良いかも!?もちろん、大抵の場合は何もないのですが…万が一ということもあるかもしれませんよ。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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