チェコの絶景というと、壮麗な城と旧市街が続く「黄金のプラハ」のイメージがありますね。チェコの遺産は美しくはあるのですが、その中でも「絶景」が満喫できる遺産はどんなものでしょうか?
ここでは、絶景が楽しめるの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
プラハ歴史地区
プラハは、チェコの首都であり、ボヘミア地方(現在のチェコ一帯)の最大規模の都市。中心部にはヴルタヴァ川(モルダウ川)が流れ、両岸に沿って街が拡大しています。尖塔が多くあることから「百塔のプラハ」と呼ばれることも。
特に神聖ローマ帝国皇帝のカール4世が統治したころには、帝国の首都となり、プラハ城や聖ヴィート大聖堂、カレル橋、数多くの宮殿や教会などが整備され、「黄金のプラハ」と呼ばれるほどに栄えた街となりました。現在は11〜18世紀の間に建造された美しい建造物が多く残る都市。
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チェスキー・クルムロフ歴史地区
チェスキー・クルムロフは、チェコの南部にある南ボヘミア州の小さな町。13世紀後半にヴルタヴァ(モルダウ)川沿いに町と城が建設され、14世紀になり、ローゼンベルク(ロジェンベルク)家が支配するようになると商工業で発達し、交易が盛んになります。
ここはゴシック、ルネサンス、バロック様式を備えたクルムロフ城を中心とした中世の町並みがそのまま残っており、当時の風景が今でも見られるという点で評価されています。
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テルチ歴史地区
モラヴィア地方は、オーストリアとの国境近くに位置しており、テルチはその中でもヴィソチナ州に含まれる町。テルチの起源は不明で、町としての記録は14世紀前半から。
14世紀後半に火災が発生した後、石造りの家々が作られるようになりました。その結果、ルネサンス様式のカラフルな石造りの家々が残る美しい街並みに。
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クロムニェジーシュの庭園と城
クロムニェジーシュは、チェコ南東部のズリーン州にある町。城と庭園は15世紀にこの地方の中心都市であったオロモウツの司教によって建造され、当時の城はゴシック様式にルネサンス様式が加えたものでした。
城に付随する庭園は、外来種の植物が多く植えられていて、イタリアのポンペイから持ち運ばれた彫刻が並ぶ、半円形の柱廊「ポンペイの柱廊」があることでも有名。
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レドニツェとヴァルティツェの文化的景観
モラヴィア地方南部に位置するレドニツェとヴァルチツェという2つの町では、17〜20世紀にかけてリヒテンシュタイン公爵家によって城と庭園などが築かれました。
ここはバロック様式の2つの城と、ロマン主義を取り入れたイギリス式庭園が田園地帯に合わされるように置かれ、湖と森林などを含めた200平方kmもの広大な景観が見られるのが特徴。
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世界遺産マニアの結論と感想
チェコの世界遺産はどれも貴重な遺産ばかりですが、その中でも世界でも滅多に見られない絶景をピックアップ。しかし、これはほんの一部…。まだまだ絶景は続くので、ぜひ自分のお気に入りの遺産を探してみてくださいね!
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。