世界遺産に登録されている滝はいくつある?それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

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大自然の迫力を大いに感じられるスポットといえば、やはり「滝」!世界遺産に登録されている滝といえば、ヴィクトリアの滝やイグアスの滝、エンジェルフォールなど圧倒的な迫力を誇りますが、世界遺産として登録された滝はいくつあるでしょうか?

ここでは、世界遺産として登録されている滝を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

ヴィクトリアの滝(モシ・オ・トゥニャ)/ザンビア・ジンバブエ

ヴィクトリアの滝(モシ・オ・トゥニャ)/ザンビア・ジンバブエ
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ザンビアとジンバブエの国境をまたぐ、幅2km以上のザンベジ川から流れ出る大滝。ジンバブエにおいては「ヴィクトリアの滝(ヴィクトリア・フォールズ)」となっていますが、隣のザンビアにおいては「モーシ・オワ・トゥーニャ」という名で呼ばれており、世界遺産では両方の名称を併記しています。

玄武岩の侵食によって形成された峡谷を通って流れ落ちる、最大落差108mの大瀑布は世界最大級の規模を誇ります。

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イグアス国立公園(イグアスの滝)/アルゼンチン・ブラジル

イグアス国立公園(イグアスの滝)/アルゼンチン・ブラジル
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アルゼンチンとブラジルの国境に位置するイグアス川。ここには全体の幅が2700m以上、最大の高さは80mで世界最大の水量を誇る滝、イグアスの滝があることで有名です。

滝はほとんどがアルゼンチン領となっており、上流がアルゼンチン側で下流がブラジル側。それぞれ「イグアス国立公園」としていて、登録面積はブラジルのほうが広大です。最奥部にある「ガルガンタ・デル・ディアブロ(悪魔ののど笛)」と呼ばれる滝は、高さ80mで毎秒7000トンもの量が流れ落ちるというイグアスの滝の中で最も有名な場所。

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エンジェルフォール(アンヘルの滝)/ベネズエラ

エンジェルフォール(アンヘルの滝)/ベネズエラ
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ベネズエラ南東部にある「 カナイマ国立公園」は、約3万平方km以上の広さで関東地方より少し狭い程度の広さ。人類未踏の地が多くあり、「世界最後の秘境」といわれるほど。

エンジェルフォールは、ギアナ高地最大のアウヤンテプイから流れ落ちる世界最大の落差(979m)を誇る滝。あまりにも高い位置から落ちるため、流れ落ちる水は途中で分散してしまい、霞のようになってしまいます。よって、滝壺は存在しないというのが特徴。

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ヴァージニア滝(ナハニ国立公園)/カナダ

ヴァージニア滝(ナハニ国立公園)/カナダ
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カナダの北西部・ノースウェスト準州にある ナハニ国立公園は、約5000平方kmもの広大な公園。「ナハニ」とは、先住民の言葉で「精神」という意味。公園の中心は、標高2972mのマッキンジー山を含むロッキー山脈の間を流れるサウス・ ナハニ川の深い峡谷です。

ヴァージニア滝は、サウス・ ナハニ川の中で最も急な滝で、落差は90m。水煙を建てながら落下する姿は圧巻です。

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ヨセミテ滝(ヨセミテ国立公園)/アメリカ

ヨセミテ滝(ヨセミテ国立公園)/アメリカ
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ヨセミテ国立公園は、カリフォルニア州中央部にあり、ヨセミテ渓谷を中心に広がる約3000平方kmもの国立公園。公園には無数の滝がありますが、その中でも6つの滝が連なるヨセミテ滝は落差739mと公園でも最大規模の滝。

滝はおもに3つのエリアがあり、落差はアッパー(440m)、カスケード(合計206m)、ロウワー(98m)で構成されています。

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那智大滝(紀伊山地の霊場と参詣道)/日本

那智大滝(紀伊山地の霊場と参詣道)/日本
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熊野那智神社は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦にある神社で、熊野夫須美大神(くまのふすみおおかみ)を主祭神しています。ここも創建は不明ですが、本宮と速玉神社と違い、那智の滝を古くから信仰していた地で、中世から近世にかけて、隣接する青岸渡寺(せいがんとじ)と一体化し、那智権現と呼ばれ、修験道場でもありました。

神社の北側に残る那智大滝は、一般的には「那智四十八滝」の中でも最大の「一の滝」を示します。ここは落差が133mと、一段の滝としての高さは日本一。

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白糸ノ滝(富士山-信仰の対象と芸術の源泉)/日本

白糸ノ滝(富士山-信仰の対象と芸術の源泉)/日本
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富士宮市にある無数の滝が並ぶというエリア。ここは2〜3万年前の富士山の噴出物が堆積した「古富士泥流」の上に溶岩流があることから、各層の隙間から地下水が多く流れ出て、それが絹糸のように見えることから「白糸ノ滝」と呼ばれています。滝の高さは20mにもかかわらず、その水量は毎秒1.5トンにもなるというほど。

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ミルフォード・サウンド(ピオピオタヒ)/ニュージーランド

ミルフォード・サウンド(ピオピオタヒ)/ニュージーランド
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南島の南西部に位置するニュージーランド最大の国立公園。その中でも代表的な景観を持つフィヨルドがミルフォード・サウンド。面積は25平方kmで、15kmにも及ぶフィヨルドが続いています。

ここは名前のある滝はないのですが、1200m以上の断崖に囲まれたサウンド(入り江)であるため、雨が降ると断崖から流れ落ちる数千の滝が見られることで有名。

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世界遺産マニアの結論と感想

世界遺産として、滝そのものをメインとしている滝は3つだけではありますが、構成資産として数えるといくつも登録されています。文化遺産ではあるものの、日本にも世界遺産に登録されている滝もあり、意外にも多く点在!ぜひいろいろと探してみてくださいね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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