ブラジルの絶景が楽しめる世界遺産はここ!それぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

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ブラジルの絶景というと、アルゼンチンとの国境にあるイグアスの滝のイメージがありますね。ブラジルの遺産は美しくはあるのですが、その中でも「絶景」が満喫できる遺産はどんなものでしょうか?

ここでは、絶景が楽しめるの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

イグアス国立公園(ブラジル側)

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アルゼンチンとブラジルの国境に位置するイグアス川。ここには全体の幅が2700m以上、最大の高さは80mで世界最大の水量を誇る滝、イグアスの滝があることで有名です。

滝はほとんどがアルゼンチン領となっており、上流がアルゼンチン側で下流がブラジル側。それぞれ「イグアス国立公園」としており、登録面積はブラジルのほうが広大です。1986年に登録されたブラジルの「イグアス国立公園」は約1700平方kmの広さになるもの。

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リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群

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ブラジル南東部にあるリオデジャネイロ州の州都。リオデジャネイロは、大西洋に面しており、グアナバラ湾沿いに広がる平野と森林に囲まれた山々に囲まれた都市です。コルコバードの丘のキリスト像を含むチジュカ国立公園の山々とコパカバーナ湾などの海岸などが織りなす独特の景観が特徴。

「カリオカ」とは、リオデジャネイロの市民や出身者を表す言葉。リオデジャネイロの町並みは、ミュージシャンや芸術家、音楽家などにインスピレーションを与え、文化にも影響を与えています。

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レンソイス・マラニャンセス国立公園

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ブラジル北東部に位置するマラニャン州。レンソイス・マラニャンセス国立公園とは、「マラニャンセス(マラニャン州の)」「レンソイス(シーツ)」という意味で、シーツのように白い砂丘が波打つように見えることで知られます。

雨季の終わりになると無数の湖が出現し、そこには魚が暮らすという不思議な現象が見られることでも有名。公園内には絶滅危惧種も暮らしていて、湖にはここでしか見られない独特の海綿動物が生息しているというのも特徴です。

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ブラジリア

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ブラジル中西部にあるブラジル高原の未開の地に築かれた計画都市。ここは20世紀に築かれた近代都市の代表でもあります。

ブラジリアは都市計画家ルシオ・コスタと建築家オスカー・ニーマイヤーによって設計され、まるで飛行機のようなレイアウトの中にモダニズム建築が多く並ぶという革新的な都市デザインです。

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セラ・ダ・カピバラ国立公園

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ブラジル北東部のピアウイ州に位置する国立公園で、約1291平方kmに及ぶ広大な面積が登録されています。ここはカーチンガと呼ばれる熱帯半乾燥気候に分布する有刺灌木林(トゲがある木々)が広がる地で、5〜12月の乾季は木々が枯木になるという場所。

ここには2万5000年以上前の先史時代の洞窟壁画が多く点在し、その数は世界でも最大規模。そして、南アメリカでも最も古い人類の定住地であるとされています。

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ディアマンティーナ歴史地区

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ブラジルの南東部・ミナスジェライス州にあるディアマンティーナは、18世紀に標高約1100mの高地に建造されたポルトガルの植民都市。ここはポルトガル語で「ダイヤモンド」を示すだけあって、1720年代にダイヤモンドの鉱脈が発見され、採掘者が入植し、標高150mもの高低差がある渓谷に沿って現在の歴史地区が建造されました。

ここはポルトガルの石畳の町並みをモデルにしていて、バロック様式の建造物が並び、特に聖フランスシス教会はヨーロッパと先住民の文化が交差した建築様式が見られます。

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パンタナル自然保全地域

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「パンタナル」とは、ポルトガル語で「沼地」という意味で、パンタナル湿原は、南アメリカ大陸のほぼ中央に位置する湿原。ブラジル西部マットグロッソ州とマットグロッソ・ド・スル州にまたがり、一部はボリビアとパラグアイにまたがっています。

南米の主要河川であるクイアバ川とパラグアイ川の源流がここにあり、水鳥の生息地であるなど、多様な生態系が見られるが特徴です。

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セラード保護地域: ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園

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世界遺産としては、ブラジル中央部のゴイアス州にあるヴェアデイロス平原国立公園、そして、マットグロッソ・ド・スル州に位置するエマス国立公園の2つが登録されていて、総面積だと3000平方kmを超える広大な遺産でもあります。ここは世界でも古い岩石形成地帯の一つで「地球最古の平原」とされているほど。

ここは何千年もの間、気候が変動する時期でも動植物が生息し続け、世界でも稀に見る独自の生態系が見られる地でもあります。

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ブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群

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ブラジル本土から約340kmの距離にある「フェルナンド・デ・ノローニャ国立海洋公園」は、海底山脈の頂上部にあるフェルナンド・デ・ノローニャ島を中心に約21の群島と小島、周辺約100平方kmもの広大な敷地で構成。

最大の島フェルナンド・デ・ノローニャを中心とする島々は、イルカが非常に密集して生息していることで有名で、ロカス環礁はラグーンが多くあり、干潮時は美しい景観が見られます。

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パラチーとイーリャ・グランジの文化と生物多様性

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パラチーはリオデジャネイロ州南西部に位置する湾港都市で、この周囲にはイーリャ・グレンジ(グランジ島)を含めた5つの保護区や国立公園があり、合わせて複合遺産として登録。

近くで鉱山が発見されると、パラチーは17世紀後半にカミーニョ・ド・オウロ(黄金の道)の終着地となり、労働者として送られてきたアフリカ系黒人奴隷の入口ともなった場所。歴史地区は18世紀〜19世紀初頭の植民地時代の建造物が多く残っています。

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世界遺産マニアの結論と感想

ブラジルの世界遺産はどれも貴重な遺産ばかりですが、その中でも世界でも滅多に見られない絶景をピックアップ。しかし、これはほんの一部…。まだまだ絶景は続くので、ぜひ自分のお気に入りの遺産を探してみてくださいね!

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1200以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定マイスター認定済。

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