イギリスの絶景が楽しめる世界遺産はここ!自然遺産を含めそれぞれを一覧にして世界遺産マニアが解説

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イギリスの絶景というと、ジャイアンツ・コーズウェーといった他では見られない大自然のイメージがありますね。イギリスの遺産は美しくはあるのですが、その中でも「絶景」が満喫できる遺産はどんなものでしょうか?

ここでは、絶景が楽しめるイギリスの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。

目次

ストーンヘンジ

ストーンヘンジ
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ブリテン島の南西部にあるウィルトシャーにあるストーンヘンジは国内のストーンサークルを代表するもの。ヘンジとは、メンヒル(巨石記念物)に楣(まぐさ)石を連結させたものを指します。これらがいつ建設されたのかは諸説ありますが、建設時期は3段階に分かれていたと考えられているのが一般的。

この遺跡がどのような目的で造られたかというと、なんらかの「儀式の場」ではあったとは専門家たちは考えています。どのように利用していたかは諸説あり、よくわかっていません。

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ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸

ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸
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ジャイアンツ・コーズウェーとは、北アイルランド北部の海岸沿いに並ぶ4万もの巨大な玄武岩の石柱群のこと。玄武岩の石柱が重なり合い、まるで海へ向けて道を作っているかのような形になっています。これはケルト神話に由来するもので、神話ではアイルランドの巨人フィン・マックールがスコットランドへ行く際にこの道を作ったことから「巨人の道」と呼ばれました。

コーズウェー海岸には、このような地形を柱状節理が続き、観光地としての歴史が長いのも特徴。

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エディンバラ城

エディンバラ城
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スコットランドの首都であるエディンバラにあるキャッスル・ロックと呼ばれる小高い岩山に建つ城。もともとは7世紀ころから要塞が造られていたという説もありますが、現在見られる建物で最も古い部分は12世紀のもので、ほとんどの建設物は16世紀以降に再建されました。現在は軍事博物館として使用されています。

「クラウン・ルーム」には、かつてスコットランド王が戴冠する際に使用した「スクーンの石(運命の石)」があり、これは1996年にイングランドから返還されたもの。城で最も古い部分は、12世紀に建造された聖マーガレット教会堂で、これはスコットランド王のデイヴィッド1世が、母のマーガレット・オブ・スコットランドのために建造。

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イングランドの湖水地方

イングランドの湖水地方
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英国の北西部・カンブリアに位置する湖水地方の中でも約2300平方kmもの広大な敷地が世界遺産に登録。ここは中央の山塊から放射状に氷河が渓谷を形成し、丘陵と細長い湖が並ぶという景観が続くのが特徴です。

特にハードウイック種と呼ばれる在来種の羊が見られ、これは湖水地方独自の農牧畜がこの地でずっと続けられてきたということを示すもの。

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ドーセットと東デヴォンの海岸(ジュラシック・コースト)

ドーセットと東デヴォンの海岸(ジュラシック・コースト)
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ジュラシック・コーストは、西はイギリス南部のドーセット州のスワネイジ近郊から、東はデヴォン州東部のエクスマス近郊まで約155kmに渡って続く、多彩な自然が見られる海岸のこと。

ここは8つのエリアに分かれており、三畳紀からジュラ紀、白亜紀に渡って1億8500万年に渡って続いた中生代の地層が残っており、地層からはアンモナイトや植物、魚竜イクチオサウルスなど、さまざまな化石が発見されています。

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ゴーラムの洞窟群

ゴーラムの洞窟群
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イギリスの海外領土の一つ、イギリス領ジブラルタルの南側には「ジブラルタルの岩」と呼ばれる標高426mの岩山があります。ここは石灰岩の一枚岩でもありますが、岬にもなっています。

内部には4つの洞窟があり、10万年以上前にネアンデルタール人が暮らしていたとされ、羽を装飾に使ったり、鳥や海獣類を食べていたという跡が現在も残ります。そして、彼らが岩に刻んだ抽象的な模様も残っているというのが特徴。

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オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地

オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地
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オークニー諸島はブリテン島の北方にあるスコットランド最北の海岸から約15kmの距離にあります。いくつも島が並んでいますが、その中でも最大のメインランド島には新石器時代の遺跡が点在。

ここでは、ストーンズ・オブ・ステネス、リング・オブ・ブロッガー、メイズハウ、スカラ・ブレイの4つの遺跡が世界遺産に登録されています。これらは約5000年前に北西ヨーロッパに住んでいた人々の暮らしを伝えるもの。

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フォース橋

フォース橋
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スコットランド東部のフォース川の河口に架かるフォース橋。1890年に開通した時は、長さ2529mと世界最大のカンチレバー橋でした。カンチレバー橋というのは、両側の橋脚から張り出した片持ち梁(カンチレバー)を使用して、安定させる橋のこと。

とにかく安定させようと、材料としては5万4000トン以上の軟鋼が使われているのが特徴。その姿は「鉄の恐竜」と呼ばれ、まさに産業革命が残したモンスターといえるでしょう。

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世界遺産マニアの結論と感想

イギリスの世界遺産はどれも貴重な遺産ばかりですが、その中でも世界でも滅多に見られない絶景をピックアップ。しかし、これはほんの一部…。まだまだ絶景は続くので、ぜひ自分のお気に入りの遺産を探してみてくださいね!

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

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この記事を書いた人

世界遺産一筋20年以上!遺跡を求めて世界を縦横無尽で駆け抜ける、生粋の世界遺産マニアです。そんな「世界遺産マニア」が運営するこちらのサイトは1100以上もある遺産の徹底紹介からおもしろネタまで語り尽くすサイト。世界遺産検定一級取得済。

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