ロシアといえば、世界でも最も広大な領土を持つ国家。古くから北方の大国として知られ、モスクワのクレムリンやサンクトペテルブルクの美しい街並み…誰もが知る有名な世界遺産が多いですが、実は合計で32件もあるって知っていました?
ここでは、ロシアの世界遺産を世界遺産マニアが一覧にして分かりやすく解説。それぞれの遺産を簡潔に解説していきましょう。
目次
サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群/1990年登録
サンクトペテルブルクは、レニングラード州の州都でネヴァ川の河口に位置するロシア第2の人口を誇る都市。ここはかつて帝政ロシア時代の首都となった場所です。
今ではエルミタージュ美術館として知られる冬宮殿などの壮麗な宮殿や無数の運河、400以上の橋が並び、「北のヴェネツィア」とまで呼ばれる美しい景観を持つ町でもあります。
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キジー・ポゴスト/1990年登録
ロシア北西部にあるオネガ湖に浮かぶ小さな島。キジー・ポゴストは、キジ島のポゴスト(囲い地)という意味。16世紀には集落があり、教会があったとされています。しかし、17世紀には落雷にあり、全焼してしまいました。これらは18世紀には再建されたため、現在残る2つの教会はこの時代から残るもの。
2つの教会は複数のドームを持つという、非常に高い建築技術で造られています。これらは鉄以外の金属を全く使用しないという独特の建造物であり、その後のロシアの建築様式に大きな影響を与えました。
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モスクワのクレムリンと赤の広場/1990年登録
ロシアの首都モスクワは、約1300万近くの人々が住み、ヨーロッパでも最大規模の都市でもあります。クレムリンとは「城塞」を意味し、5つの門と29の塔がある三角形の城壁に囲まれたエリアを指します。15世紀には美しい大聖堂や鐘楼などが建造され、現在の形が完成。
その麓にある赤の広場は商人が多く集まる市場として発展。そこには聖ワシリィ大聖堂やレーニン廟など、ユニークな建造物が多く並びます。ここはロシアの歴史と密接に関わる場所でもありました。
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ノヴゴロドと周辺の文化財/1992年登録
ロシアの北西部・ノヴゴロド州の州都であるノヴゴロド。町の起源は9世紀に遡り、かつては北欧の国々と東ヨーロッパの国々との中継貿易で栄えました。ルス族の首長リューリクがこの町を占領したことから、ここがロシア初の国家とされています。
市内には1045年建造の聖ソフィア聖堂もあり、ノヴゴロドはロシア北部の布教の基点に。ここは15世紀に城壁で囲まれ、クレムリン(城塞)になり、現在でもその様子が分かるようになっています。
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ソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群/1992年登録
ロシア北西部の白海に浮かぶソロヴェツキー諸島。ここはこの地域の中心都市アルハンゲリスクから290km離れた地にあり、6つの島々で構成されています。
島には15世紀から要塞と修道院が建造され、今でもノヴゴロド様式の生神女就寝大聖堂(ウスペンスキー大聖堂)や19世紀建造のニコラウス聖堂などの美しい聖堂が残っています。
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ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群/1992年登録
首都モスクワ北東に位置するウラジミールとスーズダリは、かつてウラジーミル・スーズダリ大公国(1157〜1363年)の中心都市。2つの都市に残る建造物は、当時のルーシ(現在のロシア西部一帯などを示すエリア)は木造建築が多かった中、石造りであるロシア特有の建築様式を確立したという点で評価されています。
ウラジミールを代表するウスペンスキー聖堂やスーズダリのロジェストヴェンスキー聖堂など、ロシアの教会建築の原点的な建築様式が見られます。
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セルギエフ・ポサードの至聖三者セルギイ大修道院の建造物群/1993年登録
モスクワから北東へ約70kmもの位置にある宗教都市セルギエフ・ポサード。ポサードとは「門前町」という意味で、セルギエフとは、14世紀の貴族出身の修道士セルギー・ラドネシスキー(ラドネジの克肖者聖セルギイ)が由来。彼がここに木造聖堂を建造したことが修道院のルーツでもあります。
セルギー・ラドネシスキーの棺のある至聖三者大聖堂(トロイツキー大聖堂)には15世紀のロシア芸術の傑作『至聖三者』が置かれていたことで知られています。
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コローメンスコエの主の昇天教会/1994年登録
首都モスクワの南部、モスクワ河岸沿いにあるコローメンスコエは、歴代モスクワ大公によって宮殿が建造され、17世紀のロマノフ王朝の時代になるとツァーリ(皇帝)の離宮が造られました。
ここに残る16世紀建造の主の昇天教会は、当時のロシアで流行していたギリシャ十字形の設計なのにもかかわらず、テント屋根というロシア固有の教会建築が見られるものです。
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コミの原生林/1995年登録
ロシアの北西部にあるウラル山脈。その西部に広がるコミ共和国は、総面積3万2800平方kmにも及ぶ亜寒帯林が広がっていて、ヨーロッパの原生林としては最大規模です。
ここは永久凍土に覆われたツンドラや針葉樹林が広がるタイガで構成。この地は森林伐採も問題になっていますが、地下資源が豊富であるために開発が進んでおり、森林を保護するために世界遺産に登録されています。
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バイカル湖/1996年登録
ロシア南東部にあるバイカル湖はシベリア連邦管区にあるブリヤート共和国とイルクーツク州、ザバイカリエ地方にまたぐ三日月型の湖。面積は3万2000kmとアジア最大の広さであり、深さは約1700mと世界で一番深い湖です。その誕生は約2500万年前に形成されたという、世界でも最も古い湖でもあります。
水生生物は固有種も多く、1500種以上も生息しているほど。ヨコエビ類の端脚類などが、適応放散によって固有種が多く存在することから「ロシアのガラパゴス」とも呼ばれます。
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カムチャツカの火山群/1996年登録(2001年拡大)
ロシアでも最も東部にあるカムチャツカ地方は、環太平洋造山帯に属する火山が並ぶ半島で構成されているもの。ここは300以上もの火山が並び、半島は世界で最も火山の種類が多いエリアであることから「火山の博物館」と呼ばれています。
標高3000mを超える活火山であっても、氷河や氷雪などに囲まれているため、さまざまな地形や多種多様な生態系が見られます。
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アルタイの黄金山地/1998年登録
「アルタイ」とは遊牧民の言葉で「金の山」に由来して、かつては金や銀、銅の鉱脈がありましたが、現在は枯渇。アルタイ山脈は、ロシア、モンゴル、中国の3カ国にまたがる約2000kmもの広大なエリアで4000m級の山を有するエリアです。
ロシア側のエリアは高低差によって多様な動植物が見られるという点で世界遺産に登録。ここは高山からステップ地域までさまざまな植生が見られ、絶滅危惧種のユキヒョウも生息しています。
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西コーカサス(西カフカース)/1999年登録
コーカサス山脈は黒海とカスピ海の間を東西に貫く山脈で、ロシアとジョージア、アルメニア、アゼルバイジャンの国境地帯です。世界遺産としては北側の大コーカサス山脈の西側で、ロシア最高峰であり、ヨーロッパ最高峰のエルブルス山(5642m)を含む広大な山岳地帯が登録。
ここには原生林だけでなく、低地から氷河地帯までさまざまな自然環境があり、固有種の植物や野生動物が多く生息し、ヨーロッパバイソンをはじめ希少動物の生息地となっているのが特徴。
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クルシュー砂州(リトアニアと共同)/2000年登録
クルシュー砂州は、ロシア・カリーニンググラード州側のサンビア半島から、リトアニアの港町クライペダ近くの海峡まで延びる、長さ98kmのヨーロッパ最大の砂州。ここはバルト海から風と潮が運ばれることによって形成され、約5000年前には存在していたという記録があるほど。
この厳しい環境の中で人々の努力によってその姿を保っていることからここは文化的景観として登録。
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フェラポントフ修道院の建造物群/2000年登録
ロシア北西部ヴォログダ州の修道院のことで、州都ヴォログダから北西へ約120kmの距離にあり、ここには2つの湖に囲まれた丘の上に築かれています。修道院はモスクワの修道士フェラポントによって1398年に設立。
6つの建造物が現存しますが、ロジェストヴェンスキー聖堂(生神女誕生聖堂)が中心となり、3つの教会と鐘楼、宝物館などで構成されています。特にロジェストヴェンスキー聖堂には15世紀のロシアを代表するイコン画家のディオニシーによる聖母マリアを祀る壁画が今でも残っています。
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カザン・クレムリンの歴史的・建築的複合体/2000年登録
ロシア西部にあるタタールスタン共和国の首都カザン。カザンカ川とヴォルガ川が合流する丘の上に築かれたのが、カザン・クレムリン(城塞)です。
ここは13世紀から長くイスラム勢力の支配下にありましたが、16世紀にイヴァン4世がこの地を侵攻すると、キリスト教関連の建造物が作られるようになり、クレムリンには2つの文化の融合が見られるというのが特徴。
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シホテアリニ山脈中央部/2001年登録(2018年拡大)
ロシアでも南東部に位置する沿岸地方には、首府であるウラジオストクから日本海に沿って約1000kmも続くシホテアリニ山脈があります。世界遺産としてはシホテアリニ自然保護区を含め2つの保護エリアと、2018年に追加登録となっていたビキン川渓谷も含めて構成。
ここはヒグマやオオヤマネコなどの北方系の動物と、トラやヒマラヤグマなどの南方系の動物が共存するというのも特徴。そして、アムールトラや日本にもいるシマフクロウなど、絶滅危惧種や希少な動物が多く生息しています。
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デルベントのシタデル、古代都市、要塞建築物群/2003年登録
ロシアの南部・ダゲスタン共和国は、ロシア連邦を構成する共和国の一つ。共和国の南部に位置するデルベントはカスピ海の西海岸、アゼルバイジャンとの国境近くにある都市。ここはロシアで最も古い都市の一つとされ、紀元前8世紀から人が住み始めたとされています。
街は二重の城壁で囲まれていて、長らく大国の戦略的拠点となり、イスラムやキリスト教の建築物などが点在し、街には今でもさまざまな文化が見られるのが特徴です。
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ウヴス・ヌール盆地(モンゴルと共同)/2003年登録
モンゴル北東部とロシア連邦のトゥヴァ共和国にまたがるウヴス・ヌール盆地。ここは総面積3350平方kmの塩水湖であるウヴス・ヌール湖を中心に、モンゴルには5つの保護区、ロシア側には7つの自然保護区を含めて世界遺産に登録されています。
この地には多種多様な動物が見られ、世界で最も北に位置する砂漠にはトビネズミ、山間部には絶滅危惧種のユキヒョウなどが生息しています。
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ノヴォデヴィチ修道院の建造物群/2004年登録
ノヴォデヴィチ修道院は、モスクワ市内南西部にあるモスクワ川沿いに築かれた修道院。ここは1524年に当時のモスクワ大公であったヴァシーリー3世によって設立され、12の塔を持つ堅固な城壁に囲まれています。そのため「ミニチュアのモスクワ・クレムリン」と呼ばれ、要塞としての機能もありました。
中央には美しいフレスコ画が描かれたスモレンスキー聖堂があり、モスクワ・バロックとも呼ばれるもの。これはロシア建築の傑作の一つで、モスクワの建築様式に大きな影響を与えました。
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ウランゲリ島保護区の自然体系/2004年登録
北極圏に位置するウランゲリ島は、ロシアの北東端・東シベリア海に浮かぶ島。世界遺産としては、総面積7608平方kmのウランゲリ島と11平方kmのヘラルド島、そして周辺の海域も含まれます。ここは北極圏にあるにもかかわらず、氷河期に氷河で覆われなかったということもあり、独自の生態系が築かれました。
島の周辺は、タイヘイヨウセイウチとホッキョクグマの密度が世界一で、絶滅危惧種の渡り鳥も多く立ち寄る地でもあります。
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ヤロスラヴリの歴史地区/2005年登録
ヤロスラヴリは、ロシア西部・ヤロスラヴリ州の州都で、ヴォルガ川とコトロスリ川の合流点に位置する商業都市。ここは11世紀から存在し、小さな木造の要塞がありました。
12世紀に異教徒の寺院の跡地に建造されたスパソ・プレオブラジェンスキー聖堂は、ヴォルガ川流域で最古の修道院で、13〜16世紀までの建築様式が今でも見られます。ここは18世紀に皇帝エカチェリーナ2世の命で再建され、歴史的建造物を残しつつ、川に面した半円状の近代的な都市計画がされているという点で評価。
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シュトルーヴェの測地弧/2005年登録
デンマーク生まれの天文学者フリードリッヒ・フォン・シュトルーベは、エストニア(当時はロシア領)のタルトゥで天文学を学び、1816年から1855年にかけて三角測量を使用し、彼が研究をしていたタルトゥ天文台を含む、ヨーロッパ各地に測地点を置いて、地球の大きさと形について調査しました。
測地点は北極圏から黒海まで10カ国に渡り、265箇所のうち34箇所が世界遺産に登録。ロシア国内では、フィランド湾に浮かぶゴーグラント島の2箇所の測地点が登録されています。
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プトラナ台地/2010年登録
プトラナ台地は、中央シベリアの北部・クラスノヤルスク地方に位置し、登録範囲は1万8872平方kmにも及び、プトラナ国立自然保護区とほぼ一致しています。ここは2億5000万年前に地表からマグマが噴出して形成された溶岩台地が氷河によって削られ、フィヨルドのような地形が続くエリアとなりました。
ここにはタイガやツンドラ、極地高原、冷水湖など、亜北極圏から北極圏までの生態系が見られます。敷地内は野生のトナカイの移動ルートとなっていて、植物種も豊富。
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ボルガルの歴史的考古学的遺産群/2014年登録
ロシア連邦を構成するタタールスタン共和国にあるボルガルは、カマ川とヴォルガ川の合流点から40kmほど離れた町。現在は小さな町ですが、ここは7〜13世紀に栄えたヴォルガ・ブルガール王国の最初の首都であり、中世に繁栄した様子が現在も見られる場所。
この地では10世紀にイスラム教を受け入れ、ボルガルは現在もここに住むタタール人の重要な巡礼地となっています。
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レナ石柱自然公園/2012年登録
ロシア北東部にあるサハ共和国の中央部を流れるレナ川。その中流域にあるレナ石柱自然公園は、首都ヤクーツクから西に位置する1万平方3870kmにも及ぶ広大な敷地を誇ります。その中でも最も有名なのは川沿いに続く、溝の入った石柱郡。
ここは100度にも及ぶ寒暖差があり、岩の表面から水が入ると、その水が凍ることでヒビが入り、柱の間に溝が形成されるという独特の景観が広がっています。
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スヴィヤジツクの集落島の生神女就寝大聖堂と修道院/2017年登録
スヴィヤジツクは、ロシア西部を流れるヴォルガ川に島のように位置する小さな集落。現在の周囲は貯水池に囲まれていて、集落はまるで島のようになっていますが、土手の道で繋がっています。
1551年にイヴァン4世(1530〜1584年)が、カザン・ハン国(1438〜1552年)を征服するためにここを前哨基地として設立。ここにはモスクワやノヴゴロドの伝統的なキリスト教の建築様式が見られますが、18世紀には西欧のバロック様式が採用され、ロシアにおける新しい芸術様式で改築されています。
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ダウリヤの景観群(モンゴルと共同)/2017年登録
ロシアとモンゴルにまたがるダウリアは、ダウルスキー自然保護区を含む4つの保護区から構成される遺産でもあります。ダウリアは、モンゴル東部からロシアのシベリア、中国の東北部まで広がる約100万平方kmに渡るステップ地帯を指し、タイガ(針葉樹林)から砂漠へと移行するエリアに草原にまつわる生態系が多く見られるのが特徴。
この地には草原に関連するさまざまな生態系が生息し、マナヅル、ノガン、ゴビスキンカモメ、ハクチョウなどの絶滅危惧種の渡り鳥が訪れる場所でもあります。
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プスコフ建築派の聖堂群/2019年登録
ロシア北西部のプスコフ州はエストニアとの国境にあり、12世紀からプスコフ公国の中心都市として、交易で繁栄しました。その時期からプスコフ建築派という独自の建築様式と装飾が見られる教会や聖堂、修道院が築かれました。
これはビザンツ様式や近隣の都市ノヴゴロドから影響を受け、ドームや張り出したポーチ、鐘楼などがある独特のもので、5世紀に渡るロシア建築の発展が分かるもの。
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オネガ湖と白海の岩絵群/2021年登録
ロシア北西部にあるカレリア共和国。ここはロシアとスウェーデン、フィンランドが争ってきたという歴史を持ち、現在はロシア領となっています。この地はスカンジナビア半島を含めて、フェスノカンジアと呼ばれることもあり、ここに残る33箇所の岩絵は紀元前6000〜7000年前に発展した新石器時代の文化を示すもの。
ヨーロッパでも2番目に大きいオネガ湖と、そこから300km北方にある白海のそれぞれの岩絵が登録されています。
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カザン連邦大学天文台/2023年登録
タタールスタン共和国の首都であるカザンには、1804年に創設されたロシアでも2番目に古い「カザン連邦大学」があります。1810年にオーストリア出身のジョゼフ・ヨハン・リトロウ(1781〜1840年)によって天文学部が創設されると、1814年に最初の天文台が建造されました。
その後、街の郊外には1899〜1901年にかけてエンゲルハルト天文台が建造されました。ここでは天文学だけでなく、さまざまな発見がされていて、科学技術において大いに貢献してきた場所。
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ケノゼロ湖の遺産/2024年登録
ロシア北西部に位置するアルハンゲリスク州にあるケノゼルスキー国立公園。その中でも最大の湖は、ケノゼロ湖でオネガ川の支流であるケナ川の水源となっています。
周辺には木造の教会を中心とした農村集落が、12〜16世紀にかけて形成され、ここは民族芸術と自然が共存した文化的景観が広がっています。
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世界遺産マニアの結論と感想
ロシアの世界遺産は文化遺産が21件、自然遺産が11件と合計で32件と盛りだくさん!クレムリンやサンクトペテルブルクのような定番スポットだけでなく、古くからの聖人を祀った聖堂や修道院などが特に多い傾向にあります。とはいえ、広大なシベリアが含まれているだけに自然遺産も多くあるというのもロシアの強みなので、ぜひディープに味わってみてくださいね。
※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。